ミドル・シニアのリスキリング、3割が「口だけ」 社員が学び直せるために会社ができることは
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2023年09月01日
パーソル総合研究所(東京都港区)は8月31日、35歳から64歳まで(ミドル・シニア層)の就業者を対象とした、「学びと職業生活」に関する定量調査の結果を公表した。約7割が「何歳になっても学び続ける時代」と認識しているものの、実際に学び直しをしている層は14.4%、学ぶ意欲はあるが特に学んでいない「口だけ層」も約3割存在することが明らかになった。
ミドル・シニア、意欲を持って学び直している「積極層」は12.7% 学ぶ意欲も実践もない「不活性層」が47.5%
同社の先行調査では、日本の就業者の学習投資が諸外国と比較して著しく低く、加齢とともに新たな学習行動をとらなくなる傾向が指摘されている。今回の調査では、就業人口のボリュームゾーンでもあるミドル・シニア層が、リスキリングにどのように貢献するかを明らかにすることを目的に実施された。
学び直しの意欲と実際に学び直しをしているかどうかを組み合わせた結果、実際学び直しをしている層(14.4%)のうち、意欲を持って学び直す「積極層」は12.7%、意欲はないがやむなく学び直している「やむなく学び直し層」が1.7%、意欲も実践もない「不活性層」が最も多く47.5%を占めることが明らかになった。
学び直しを3年以上続ければ、年収が平均30万円アップとの推計も リスキリングにいくら投資できる?
学び直しに許容できる支出額について調査したところ、正社員で平均年額10.6万円、有期雇用社員同8.9万円との結果が得られた。
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