地域の繁閑差を社内でカバーし生産性向上　「社内通貨」で支援を見える化、モチベーションもアップ

仮設機材の開発・製造・販売・レンタルを行うタカミヤ（大阪府大阪市）は3月30日、働き方改革の一環として、他部署からの支援に対し、感謝の気持ちをコインで表す独自の人事制度「コイン制度」の本格運用を開始すると発表した。

ポータルサイトを活用しマッチング、部署全体の達成度に応じて社員に還元

同制度は、地域や部署の繁閑差を活用した助け合いを進め、全社の生産性向上をはかる人事制度だ。

この取り組みでは、業務の募集と応募を社内ポータルサイトを活用し行う。同サイトは全社員の最新情報を一括管理でき、業務を募集する社員と、依頼する部署の双方を明示することでミスマッチを防いでいる。

助けてもらった部署は、相手部署へお礼として社内通貨「コイン」を支払う。稼いだコインや支払ったコインは各部署ごとに集計し、コイン収支がプラスだった場合は、目標損益達成度などに応じて、社員に還元される。現在は時間単位での運用だが、今後は業務単位で調整をしていく予定だ。