何気なく選んでいる複合機、それでいいの? ビジネスプリンターの新潮流「インクジェット」の魅力

月刊総務 編集部
最終更新日:
2024年01月22日
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プリンターの紙詰まり、インク交換や在庫管理の煩わしさはビジネスを停滞させる。こうした複合機・プリンターの管理に工数がかかっているのはわかっているのに、漫然と同じ機種を使い続けていないだろうか。入れ替え時期こそ、業務効率を向上させる絶好の機会だ。課題を解決する一つの提案をしたい。

管理工数や印刷業務の負担が軽減! ビジネス複合機・プリンターの新たな選択肢とは?

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エプソンのスマートチャージ
LM-C6000

会議前の大量印刷で紙詰まりが起こり、急に総務が呼び出される――。こうしたプリンタートラブルによるビジネスの停滞は、非常にストレスフルだ。イライラした現場の声が届いていても、「そういうものだから」とあきらめていないだろうか。本当に、今使っている複合機・プリンター以外に選択肢はないのだろうか?

複合機の主流はレーザープリンターだが、実はインクジェットプリンターの方がビジネスユースに適した性質を持っている。「エプソンのスマートチャージ」は、プリントやコピーの使用状況に合わせて最適なプランと複合機/プリンターを選べるサービスだ。エプソンのスマートチャージが支持されている理由はまさに、管理の工数や印刷業務の負担・時間が少ない点にある。これらのメリットを実現するのが、エプソン製のインクジェットプリンターに共通する印刷方式だ。

これは、同社独自の「Heat-Free Technology」という技術で、熱を使わずにインクを吐出する。印刷までの工程数を図にすれば、レーザー方式よりもシンプルなのがよくわかるのではないだろうか(図表1)。

図表1:印刷方式の違い

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出所:エプソンHP「Heat-Free Technology」
(※画像クリックで拡大)

熱を使わないために大量印刷をしても機器本体が熱くならず、クールダウンや画質調整の手間がない。また、ウオームアップの時間が短く、ファーストプリントから安定した高速印刷が可能だ。これなら安心して大量印刷ができる。印刷工程が少ないという特徴から構造自体もシンプルに設計できるため、紙詰まりした箇所へのアクセスが容易で、熱くならない本体から安全に取り除けるなどメンテナンスが楽な点もユーザーからの評価が高い。印刷周りでちょっとしたトラブルが起こっても、現場レベルで簡単に解決できるのはありがたい。

さらに、エプソンのスマートチャージには大容量インクが使用されているため、交換回数も在庫も最低限で済み、消耗品の交換回数はレーザー方式の約3分の1(※1)だという。交換自体は手も汚れず、簡単で誰でも行える。

※1 インクジェット方式は<LM>シリーズのインク、レーザー方式はLP-M8180AのLサイズのトナーカートリッジを使用。カラー6万枚を印刷した場合の比較。初回セットアップに使用したカートリッジではなく、2回目以降に装着したカートリッジを使用。算出条件詳細はこちらをご確認ください。

インクジェットプリンターというと、家庭用のイメージが強く、画質や保存性が気になる方もいるだろう。エプソンのスマートチャージに使用されている顔料インクは用紙の表面にとどまるため、耐水性が高く、擦れに強いという特性がある。

みなさんは、レーザープリンターの印刷物を長期保存していて、文書の一部が消えてしまったという経験はないだろうか? トナーと呼ばれる粉を熱で圧着させ印刷を行うレーザー方式の印刷物の場合、摩擦により消えてしまうことがあるが、用紙の繊維にしっかり浸透する顔料インクは消えにくく、上からマーカーを引いてもにじみにくい(※2)ので、ビジネス文書に適している。文書は暗所で400年の保存(※3)に耐え得ることが、第三者評価試験により実証されている。

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エプソンのスマートチャージに使用されている顔料インクは、顔料が樹脂によって紙表面にしっかり固定されるため、マーカーを引いてもにじみにくい(※2)

※2 マーカーによってはにじむ場合があります。また、用紙との組み合わせによってはにじむ場合があります。マーカーを使用する場合は、印刷後5分程度経ってからご使用することをお勧めします。

※3 【第三者評価機関】Wilhelm Imaging Research Inc.
Wilhelm評価条件:●エプソン純正インクをHammermill社製インクジェット用普通紙に印刷●ファイル、引き出し、キャビネットなど直接光が当たらない環境下での保管。

在庫管理や機器管理……総務部門が気になる手間はどうなる?

画質が良い、長期保存が可能、高速で扱いやすい、トラブルに強い。これだけそろって業務効率の向上につながるプリンターの導入は、社員にとってはメリットしかない。では、管理者である総務部門の観点からするとどうなるだろうか。

エプソンのスマートチャージにはオフィスのニーズやワークスタイルに合わせて多様なサービスプランが用意されているが、月々の定額制「オール・イン・ワンプラン」と使った枚数分だけ課金する「カウンター・チャージプラン」は、インクの在庫管理から修理対応までカバーしている。インクの残量が少なくなると自動的に手配を行う(※4)ので、総務が残量の管理をしなくても最適なタイミングで新しいインクが届く。トラブルは少ないが、もし修理が必要になった場合も、費用は定額もしくはカウント料金に含まれているので安心して依頼できるだろう。

※4 「エプソンのスマートチャージ」のリモートサービスの設定が必要です。

導入時や日頃の機器管理に活用できる無償のソフトウエアが用意されている。このソフトウエアを使うことで、社内の複合機やプリンター、スキャナーはもちろん、支社など離れた場所に設置された機器の状態も一元管理が可能だ。また、プリンターの導入や入れ替えをスムーズに行うための支援ソフトも用意されているほか、ユーザーが機器の入れ替えに対応しやすいよう、大型パネルの表示は業界標準に合わせているなどサポート面が充実しているので、入れ替え前の機器と変わらず、直感的に使用をスタートできるはずだ。つまり、エプソンのスマートチャージへの入れ替えで発生する手間を最小限に抑えることができるのだ。

家庭用の電源でも使用できる!? 低消費電力でBCP、CO2削減にも有効

図表2:オフィスにおける消費電力
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出所:経済産業省「冬の省エネ・節電メニュー」電力消費の内訳(冬季の1日間より)

経済産業省のデータによれば、オフィスの消費電力のうち、9.5%を複合機やプリンターなどの機器が占めているという(図表2)。これは空調(33.5%)、照明(29.8%)に次ぐ第3位だ。

そして、エプソンのスマートチャージは一般的なレーザープリンターと比較してCO2の排出量を47%以上削減(※2)できる。日本政府が2030年までに温室効果ガスの削減目標として掲げている数字は、2013年のマイナス46%。つまり既存のレーザープリンターをエプソンのスマートチャージに変更することで、達成できるわけだ。その上、総務担当者なら魅力に感じるであろう点がもう一つある。BCPへの有効性だ。

低消費電力であるエプソンのスマートチャージは、災害時における限られた電源環境で稼働する。同じ印刷速度のレーザー複合機と比べて、インクジェット方式を採用しているエプソンのスマートチャージ<LM>シリーズは消費電力量62~66%削減(※5)を実現。<LM>シリーズは最大消費電力約220wのため、災害時における限られた電源環境でも稼働する。これは家庭用の電源でも使用可能な規模であり、無停電電源装置(UPS)や蓄電池で事足りる。災害時、消費電力の低い家庭用プリンターをわざわざ用意する必要もなく、使い勝手が変わらないいつものプリンターが使えるという環境は、BCPの懸案事項を一つ消去してくれるだろう。

※5 エプソンのスマートチャージ対応A3複合機各機種のTEC値とENERGY STAR®画像機器基準Version3.0にて定められたTEC基準値で比較した場合の削減比率。

日々使うオフィス機器にこそ、見直す余地はある。入れ替えの時期は、インクジェットプリンターの導入を検討し、消費電力の削減、業務の快適性や生産性の向上、BCPの改善に向け前進する機会だ。


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