災害時ライフハック:防災士が紹介する「もしも」のための裏技・アイテム

1週間分のトイレ備蓄がたった330円! 100均アイテム3点セットでできる簡易トイレの作り方

防災士/ライター・編集者 原田 怜果
最終更新日:
2025年06月25日
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「もしもに備えた災害備蓄」といわれたら、まず飲料水や食料を頭に思い浮かべる方が多いでしょう。確かに、いずれも生き延びるために必要不可欠な備蓄ですが、これらと並んで非常に重要といえるのが「トイレ」です。地震や水害などで水道が止まってしまうと、自宅や会社に備え付けの水洗トイレは使えません。もちろん、くみ置きしておいた水を一気に流し込んで、汚物を押し流す方法もありますね。ですが、災害時には排水管が壊れている可能性も高く、その場合は汚水が逆流したり、あふれ出したりする危険性があります。水道が復旧するまで、いつものようにトイレが使えない……。そんなとき、あなたならどうしますか? 今回は、断水時のトイレ対策の重要性や、安価で簡単にできる簡易トイレの作り方を防災士がお伝えします。

「トイレに行きたい」……我慢をすれば健康被害や災害関連死につながる恐れも

災害時の避難生活において、必ずといっていいほど上位に上がってくる困りごとの一つが、トイレ問題です。

東日本大震災後に仙台市が市民を対象に行ったアンケート調査では、「在宅避難をする中で特に不自由に感じたこと」として、約半数にあたる49.9%の方が「断水でトイレ・風呂などの生活用水の確保が困難」を挙げ、最多の回答数となりました。

図表1:3月11日以降、自宅で生活する中で特に不自由に感じたこと(複数回答)

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プロフィール

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防災士/ライター・編集者
原田 怜果

2014年にWebライターとして独立。2016年以降、編集者を兼任。2023年に防災士資格を取得し、一般社団法人地域安全協会代表理事 山本一氏に師事。現在は「防災を日常に」をコンセプトに、一人ひとりの防災力(自助の力)を高めるべく、記事の監修・執筆、防災イベントの企画・立案等を通して防災知識の普及活動を行う。

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