災害時ライフハック:防災士が紹介する「もしも」のための裏技・アイテム

災害時のためだけに用意しないで! 日常の延長上から取り入れる、正しい「食料備蓄」の方法

防災士/ライター・編集者 原田 怜果
最終更新日:
2025年01月22日
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今大災害が起こったら、ライフラインが使えない中で1日、3日、1週間と生きていくことができますか? 本連載では、十分な備蓄がない中でも、身近にあるものをうまく活用することで自分や大切な人の命を守るライフハック、防災グッズのレビューなどを防災士がお届けしています。今回のテーマは、特に冬には必ず備えておいてほしい防災グッズと、正しい食料備蓄の方法についてです。

ガスボンベ1本で約60分使用可能。備蓄は1人1日1本程度を目安に

前回取り上げた通り、冬の防災を考える上で重要なのは、寒さによる低体温症を考慮し、事前に対策をしておくこと。そこで必ず備えておきたいのは、カセットコンロとガスボンベです。

カセットコンロとガスボンベは、被災経験のある方の多くが「あってよかった。助かった」という防災グッズの一つです。災害時にもしもこれらがあれば、お湯を沸かせます。つまり、災害時の食の選択肢が増えるということ。特に冬場は、温かい食事を取ることで体も温められます。また、第1回でご紹介した簡易湯たんぽなども用意できるようになり、低体温症対策にもなります。

お湯が使えると食事の幅が広がり、ライフラインの寸断中も暖を取ることができる

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著者プロフィール

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防災士/ライター・編集者
原田 怜果

2014年にWebライターとして独立。2016年以降、編集者を兼任。2023年に防災士資格を取得し、一般社団法人地域安全協会代表理事 山本一氏に師事。現在は「防災を日常に」をコンセプトに、一人ひとりの防災力(自助の力)を高めるべく、記事の監修・執筆、防災イベントの企画・立案等を通して防災知識の普及活動を行う。

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