災害時ライフハック:防災士が紹介する「もしも」のための裏技・アイテム
備蓄していたのに使えない……。災害時に乾電池が切れていたor本数が足りないときのライフハック
防災士/ライター・編集者 原田 怜果
最終更新日:
2025年04月24日

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本連載では、十分な備蓄がない中でも、身近にあるものを上手に活用することで自分や大切な人の命を守るライフハック、防災グッズレビューなどを防災士がお届けしています。 6回目となる今回は、乾電池が切れていたときや本数が足りないときの対処法です。懐中電灯や電池式のモバイルバッテリーなど、乾電池を入れたまま防災リュックに入れていませんか? 乾電池は入れっ放しにしておくと放電してしまうので、せっかく防災グッズを準備していても、いざというときに使えない可能性があります。また、防災グッズの定期チェックを怠ると、乾電池を備蓄していたのにサイズが合わない……といったことも起こり得ます。そんなときは、次のような緊急時の対処法を試してみてください。
切れた乾電池を一時的に復活させる方法
乾電池がなくなってしまっても、多くの場合、完全に電気を使い切っているわけではありません。少量でも電気が残っていれば、乾電池を温めることで一時的に復活させられる可能性があります。乾電池の温度が上昇することにより、電極反応がより活発になるためです。
ただし、急激な温度上昇は禁物。火に近づけたり高温のお湯につけたりすると、内部の電解液が漏れてくる可能性があります。そのため温めるといっても、人肌くらいでOK。乾電池を2、3分ほど手で握り、人肌まで緩やかに温度を上昇させましょう。
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