「睡眠落第組」が大幅増加、テレワークの日は睡眠の長さ・深さにプラス 社会人睡眠診断調査
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2024年03月18日
社会人の睡眠意識向上に向けた取り組み「年に1度の睡眠診断運動」(幹事企業・団体:第一三共ヘルスケア(東京都中央区)、All Right(東京都中央区))は3月15日、第2回「年に1度の睡眠診断運動」の結果を取りまとめ発表した。
調査結果は、参加者2319人のうち、14日間の計測を完了した1612人のデータを集計したもの。全参加者の平均睡眠時間は5時間59分で、昨年度(第1回)の6時間9分からやや減少した。
テレワークは、睡眠の「時間・深さ」に好影響を及ぼす
同調査では、睡眠の質についてさまざまな角度からデータを分析した。睡眠と働き方の関係性を調べるため、テレワークを行った日の睡眠記録を解析。その結果、テレワークを「行った日」の睡眠時間は「行っていない日」と比べて長く、深い睡眠の割合も高いことがわかった。
テレワークを行った日の睡眠記録は、入浴時に「湯船に浸かった」割合が4.1%高く、また湯船に浸かった場合は浸かっていない場合と比べて、睡眠時間の長さ・深い睡眠時間の割合ともに伸長した。この結果について、同調査は、テレワーク実施による移動時間などの削減が睡眠に「好影響」を及ぼしていると推察している。
「睡眠優等組」は大幅減少 一方、「睡眠落第組」は大幅増加
また、調査では、「睡眠時間の長さ」と「深い睡眠の割合」を、4つの睡眠タイプに分類している。
睡眠時間が十分に確保され睡眠の質が高い「睡眠優等組」は昨年度の32.9%から大幅に減少し、わずか5%にとどまった。一方、睡眠時間が短く深い睡眠の割合も低い「睡眠落第組」は58.3%で、昨年度(36.1%)から大幅に増加した。
昨年度(第1回目)との比較
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