大阪府内初めての「プラチナえるぼし認定」を受けた全星薬品工業の、数値で見る女性活躍推進
月刊総務 編集部
最終更新日:
2023年11月06日
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大阪労働局は11月1日、女性活躍推進法に基づき、全星薬品工業(大阪府大阪市)が「プラチナえるぼし認定」を取得したと発表した。大阪府内では9月末時点で154社がえるぼし認定企業となっているが、プラチナえるぼし認定を受けたのは同社が初めて。
女性の活躍推進に関する数値目標を達成 女性管理職の割合を25%以上など
「えるぼし認定」とは、一般事業主行動計画の策定・届け出を行った企業のうち、女性の活躍推進に関する取り組み状況が優良な企業を厚生労働大臣が認定するもの。認定企業のうち、特に優良な企業は、「プラチナえるぼし」に認定される。
同社では、2021年~2023年の行動計画として、以下の目標を掲げた。
- 正社員の管理職に占める女性割合を25%以上にする
- 計画期間内の有給休暇取得率を平均70%以上とする
女性管理職の割合増加の取り組みでは、取り組み内容性別・年齢などにかからわず、職務遂行能力に基づき評価・処遇する仕組みを導入。有給休暇取得率の改善では、労働時間などの働き方を見直した結果、いずれの数値目標もクリアした。
プラチナ認定取得に関する同社の実績は以下の通り。
採用(直近の3事業年度の男女別の採用における競争倍率)
- 要件:男女別の採用における競争倍率(応募者数/採用者数)が同程度であること(直近3事業年度の平均した「採用における女性の競争倍率×0.8」が、直近3事業年度の平均した「採用における男性の競争倍率」よりも雇用管理区分ごとにそれぞれ低いこと)など
- 結果:女性の競争倍率:正社員4.94倍(研究開発職8.11倍)、男性の競争倍率:正社員10.64倍(研究開発職9.72倍)
継続就業(直近の事業年度における男女別の平均継続勤務年数)
- 要件:「女性労働者の平均継続勤務年数」÷「男性労働者の平均継続勤務年数」が雇用管理区分ごとにそれぞれ8割以上であることなど
- 結果:女性の平均継続勤務年数:正社員7.94年(研究開発職6.30年)、男性の平均継続勤務年数:正社員5.95年(研究開発職7.84年)
労働時間などの働き方
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