視覚障がいの従業員の移動を支援するデバイス、特例子会社に初導入 ホンダ発スタートアップが開発

月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年05月13日

Ashirase(東京都港区)は5月12日、視覚障がい者の移動をサポートするナビゲーションデバイス「あしらせ」を、特例子会社であるNTTデータだいち(東京都江東区)に初めて導入されたことを発表した。

日常業務や通勤で生じる課題解決へ、安全管理支援のために導入

NTTデータだいちの従業員が「あしらせ」を装着した靴を履いて、白杖はくじょうを持って歩いているようす(※画像クリックで拡大)

歩行ナビゲーションデバイス「あしらせ」を導入したNTTデータだいちは、障がいのある従業員が多数在籍する特例子会社。視覚障がいのある従業員が抱える、日常業務や通勤で生じる移動の課題における解決策の1つとして導入した。導入判断のため、一定期間のトライアルを実施。従業員から利便性向上の声が寄せられたこともあり、安全管理支援の観点から導入を決定した。

歩きやすいルートを提案、情報へのアクセスシビリティを促進

「あしらせ」は、靴に装着するデバイスと専用アプリを用いて、目的地までの案内を行うナビゲーションデバイス。ルート確認は、足への振動を通じて行う。スマートフォンで確認したり、音に頼ったりする必要がないため、より安全確認に注意を向けることができる。また、視覚障がい者にとって歩きやすいルートの提案や、AIを活用した多様な機能で、情報へのアクセスシビリティを促進。2024年10月の量産モデル発売以来、約600台が販売されている。

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