助成金とは:経営力向上計画

最終更新日:2025年03月31日

経営力向上計画とは、中小企業等経営強化法に基づいて中小企業・小規模事業者・中堅企業が策定する、自社の経営力を高めるための事業計画である。

具体的には、人材育成、コスト管理、設備投資、ITの活用、生産性向上、業務プロセス改善などの取り組み内容を記載し、所管行政庁の認定を受けることで、国の支援策を活用できる。

認定を受けた企業は、以下のような法的支援を受けることができる。

  • 取得した一定の設備に対する法人税の即時償却や税額控除などの税制優遇
  • 日本政策金融公庫や商工中金等による低利融資や信用保証協会の保証枠の特例などの金融支援
  • 事業承継時における登録免許税や不動産取得税の軽減、業法上の許認可の承継特例

申請書は原則3枚程度の簡素な様式で構成されており、認定支援機関(商工会議所、税理士、中小企業診断士など)の助言を受けながら策定することが推奨されている。計画の認定有効期間は原則5年間であり、期間中は各種優遇措置を受けながら、持続的な経営改善に取り組むことができる。


参考:中小企業庁「経営力向上支援」

助成金とは に関連するその他の用語

経営力向上計画に関連する記事(総務・人事・広報・法務・イベント情報)

特別企画、サービス