新型インフルエンザ対策には、それなりの予算が必要となります。発生するかどうか分らないリスクへの備えに経費を使うことに対し、積極的な経営者は少数派だと思われます。
社会的責任として前向きに取組むべきというアプローチが正論ですが、現在の経済状況を考慮すると、それだけでは十分な予算を確保できない可能性があります。
その場合は、対策をしていなかったケースで被る損失や補償について、経営者と共有しましょう。パンデミック下で事業を継続する場合、休止する場合、どちらにも法的リスクは発生します。
経営者を説得して、新型インフルエンザ対策の予算を確保することが、新型インフルエンザ対策を策定する上での第一歩となります。