パンデミック対策の事前計画の立て方:備蓄品

最終更新日:2010年03月04日

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感染予防対策を実行する上では、必ずいくつかの感染予防アイテムが必要となりますが、新型インフルエンザが発生してから購入しようとしても入手は困難です。実際、今回の新型インフルエンザ「A(H1N1)」が発生した2009年4月末から5月中旬までマスクが品薄になり、まとまった量のオーダーはできなくなりました。

事が起こってからパニックのように大量のマスクを買いあさるという対応は、危機管理の観点だけでなく、経済合理性の観点からも非効率です。危機管理対策や事業継続計画に沿って、何人が何日間どのような勤務状況になるのかを算定して、必要な数量を平時に購入すれば、費用も安く抑えることが可能となるでしょう。

また、購入した大量の備蓄品を倉庫にそのまま一括で保管して終わりというわけにはいきません。有事の際に、素早く1人ひとりに配布できるよう、保管場所や管理方法も検討しておきましょう。

なお、備蓄する内容として、罹(り)患者が発生した場合のためのサージカルマスクと消毒液は、最低限用意しておく必要があります。

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