社内広報概論:社内広報メディアの設計

最終更新日:2013年02月28日

今ほど社内広報の重要度が高い時代はありません。



グローバル展開の進展、多種多様な働き方に表れているダイバーシティ。さまざまな国籍、価値観の従業員を、ひとつにまとめていかなければならない時代。そして、時代の流れが早い現代では、素早いレスポンスが求められます。規模の大きな組織を素早く動かすには、さまざまな社内広報メディアをしっかりと有機的に設計し、それぞれのメディアを、使える情報メディア、信頼できる社内メディアとして日々活用、メンテナンスしていく必要があります。



社内広報メディアだけではなく、そこに掲載するコンテンツも配慮が必要です。先ほど記したさまざまな国籍、価値観を持つ従業員に対して、それぞれに理解、納得、共感そして行動に結び付けるコンテンツは、簡単には作れません。ターゲットを定め、そのターゲットを理解しないと作成できません。



また、従業員には社内広報メディアを通じて、ほかの従業員、ほかの部署との接点を発見してもらい、従業員同士、部署同士が交わることでイノベーションを起こすきっかけとする必要もあります。社内広報メディアは業績向上にも寄与するものであるべきです。



社内広報メディアの設計とコンテンツを作成するには、まず、社内広報の軸を考えなければなりません。まずは社内広報で何を実現したいのか。社内広報を通じて従業員にどのように行動してもらいたいのか。そのような軸をベースにすべてが設計、作成されていきます。





(執筆:ナナ総合コミュニケーション研究所

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