ヤマト運輸、全国4.6万台にクラウド連携ドラレコ 運転日報の電子化で安全教育を強化

月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年09月19日

ヤマト運輸(東京都中央区)は9月18日、全国の集配車両に搭載しているドライブレコーダーを刷新すると発表した。

運転日報の電子化により、効率的かつ法令遵守に基づく適切な管理ができ、従業員の安全意識の向上も期待できる。運転日報は、貨物自動車運送事業輸送安全規則などに基づき、該当する事業者には、作成と管理が義務付けられている。

ICTの活用で法令遵守と保管業務の効率化を両立

ドライブレコーダーのリニューアルは10月1日より、全国約4万6000台の集配車両に対し順次実施する。運転日報は、従来の紙での閲覧・保管から電子保管に変更し、保管業務の負担軽減と法令遵守の両立を実現する。

新しいドライブレコーダーは、急アクセルや急ブレーキなどの動作を検知すると、ドライバーに音声で注意喚起。同時に運転映像が自動でクラウドにアップロードされ、運転日報に記録される。急アクセルなど指定動作の回数による定量的な指導に加えて、保存された運転映像を用いて一人ひとりに合わせた指導が可能になるため、ドライバーの納得感の向上にもつながるとしている。

指定動作を記録した運転映像

運転状況の可視化で安全意識と技術の向上をはかる

刷新後は、運転映像がタブレットなどで確認できるようになるため、従来のSDカードによる保存に比べ、よりタイムリーな安全教育が可能になる。

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