「残業したくない人」が77.2%に、理由は「体が休まらないから」が最多 楽天インサイト調査

月刊総務 編集部
最終更新日:
2024年03月15日
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楽天インサイト(東京都世田谷区)は3月14日、「社会人の意識に関する調査」を実施し、調査結果を発表した。全国の20歳から49歳の有職者(パート・アルバイト、会社役員、自営業を除く)男女1000人を対象に、残業に対する考えや、業務連絡に使用したい手段、社会人として求められるスキルなどについて、実態を調査した。

「残業をしたくない」が8割近く占め、「残業したい」は2割に

同調査では、「残業についてどう思うか」と尋ねたところ、「残業をしたくない」人は77.2%(「どちらかというと残業をしたくない」57.5%と「残業を絶対したくない」19.7%の合計)に上った。一方で、「残業をしたい」という回答は22.8%(「可能な限り(できれば)残業をしたい」10.1%と、「どちらかというと残業をしたい」12.7%の合計)だった。

残業したくない人は、女性が男性よりも6ポイント多く

性別で見ると、「残業をしたくない」という人の割合は、男性が74.8%だったのに対して、女性は80.8%と6ポイント多くなった。反対に「残業をしたい」と回答した人では、男性が25.2%に対して、女性は19.2%となっている。また、男性は年代が上がるにつれて残業をしたい人の割合が低くなる傾向があった(20歳~24歳:33.7%、25歳~29歳:30.1%、30歳代:25.7%、40歳代:21.0%)。

「残業についてどう思うか」の回答状況
「残業についてどう思うか」の回答状況(n=1000:全員回答)単一回答 単位:%(※画像クリックで拡大)

残業したくない理由は「体が休まらないから」、30歳代は男女とも家庭での時間を重視

「残業をしたくない」と回答した人の理由として一番多かった理由は「体が休まらないから」(43.2%)で、次に「趣味の時間を増やしたいから」(41.0%)、「家族との時間を増やしたいから」(33.9%)と続いた。

理由の4位となった「自宅に帰って家事や育児をしたいから」(26.9%)という回答について、性別で見ると男性21.4%に対し、女性は34.6%だった。「自宅に帰って家事や育児をしたいから」と回答した人を性年代別に見た場合、40歳代女性が41.6%と最も多く、次に30歳代女性が35.9%だった。男性では30歳代(23.4%)が最多。なお、理由の3位となった「家族との時間を増やしたいから」と回答した人を性年代別に見ても30歳代男性が最も多く、44.4%と半数近くに上った。

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