厚労省、職場でのストレスチェック実施プログラム最新版を公開 労働安全衛生法対応
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2023年04月27日

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厚生労働省は4月26日、職場でストレスチェックが受検できる「厚生労働省版ストレスチェック実施プログラム」の最新版(ver.3.6)を公開した。
最新版は、同省ウェブサイトでダウンロードできる。11月以降は、旧版を使用した場合、動作に不具合が生じる可能性があるため、同省は最新版を必ずダウンロードするよう呼び掛けている。
ストレスの状況を総合的に判定 今後のアドバイスも受けられる
「厚生労働省版ストレスチェック実施プログラム」は、職場で、ストレスチェックの受検・結果出力・結果管理までを一括で実施できるというもの。改正労働安全衛生法に基づき、2015年12月に施行された「ストレスチェック制度」に合わせて導入された。
高ストレス判定や仕事のストレス判定のほか、個人のストレスプロフィールが確認できる。結果画面では、総合判定に加えて、現在のストレス状況と今後のアドバイスも受けられる。
個人ストレスプロフィール(レーダーチャート)は、ストレスチェックの結果を素点換算評価(素点換算表による得点を合計する評価方法)を用いて点数化する。素点換算表では評価点が低いほどストレスの程度が高いという評価になる。
テスト実施者には、実施したストレスチェックの結果を用いて、高ストレス者判定結果や社員ごとのストレスプロフィールなどが出力され、高ストレスと判定された社員を一覧で確認できる。管理ツールを活用すれば、会社全体や部・課、作業グループごとの集計や、過去の実施テストとの比較なども行える。
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