富士通が新卒入社のジョブ型採用にシフトへ 能力に合わせて手厚い処遇、優秀な人材の獲得を狙う

月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2024年06月24日
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富士通(神奈川県川崎市)は6月21日、2026年度(2026年4月入社)の新卒採用から「ジョブ型人材マネジメント」に基づく採用形態へ本格的にシフトすると発表した。これまで一部の採用において適用していたが、範囲を拡大する。これに伴って、有償のインターンシップについても拡充していく。

高度な専門性などが求められるジョブを担える人材には相応の処遇

同社の国内グループではすでに幹部社員や一般社員には「ジョブ型人材マネジメント」の制度を導入している。今後新卒入社の社員にも考え方を適用することで事業と連動した人材ポートフォリオの実現を目指す方針。

そうした考えの下、入社してから一人ひとりが担うジョブ(職務)や職責、ジョブディスクリプション(職務記述書)をベースとした「ジョブ型人材マネジメント」にシフトする。

同社はこれまで、修士卒や学部卒といった学歴によって一律の初任給で処遇していたが、2026年度の新卒採用から、ジョブや職責の高さによって処遇していく。これにより、高度な専門性などが求められるジョブを担える人材に対しては、入社時からそれに応じた処遇を行うことにより、より優秀で多様な人材の獲得を推進していく狙いだ。

1~6か月の長期のインターンシップで、共感の醸成や自身の活躍をイメージ

こうした新卒採用者に対する「ジョブ型人材マネジメント」への本格シフトに伴って、同社では有償のインターンシップも拡充する。

同社がこれまで実施してきた、およそ1週間から2週間の期間において業務体験を通じて学びや成長をサポートするインターンシップについては引き続き行いながら、有償のインターンシップではより実践を重視するという。

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