戦略経理の役割を担うには、インフラ投資だけでなく人材・組織への投資も不可欠 民間調査

月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2024年11月19日

パーソルワークスイッチコンサルティング(東京都千代田区)は11月18日、「経理部門における組織志向性に関する調査」を実施し、結果を公表した。

調査結果からは、経理などのバックオフィス部門が、事業戦略に寄与する「戦略経理」の役割を担うには、DXによるシステムや業務のインフラ投資だけではなく、人材や組織への投資が不可欠であることが明らかになった。

「戦略経理」に求められる「高い進化志向性」と「低い保守性」、該当人材は約5%

調査では、設問を「進化志向性」「保守性」「リソース管理とコスト効率意識」のカテゴリに分けた。このうち、進化志向性と保守性を軸に「高い」「低い」の4象限に分類し、それぞれ「小さな経理」「従来型経理」「戦略経理」「エキスパート経理」と名付けた。

設問カテゴリを基にした4象限分類

その結果、進化志向性が高く保守性が低い戦略的経理の素養がある人材は、全体の4.8%にとどまることが明らかになった。

勤続年数や年齢では変わらない経理の業務内容、業務のシェアも少なく

経理部門に戦略的経理の素養がある人材が少ない背景を業務内容から組織指向性から調査した。

業務内容は「経費精算領域」が23.6%と最も多く、次いで「管理会計領域」(21.1%)「決算領域」(18.9%)と続いた。

※掲載されている情報は記事公開時点のものです。最新の情報と異なる場合があります。

続きは無料の会員登録後にお読みいただけます。

  • ・組織の強化・支援を推進する記事が読める
  • ・総務部門の実務に役立つ最新情報をメールでキャッチ
  • ・すぐに使える資料・書式をダウンロードして効率的に業務推進
  • ・ノウハウ習得・スキルアップが可能なeラーニングコンテンツの利用が可能に

プロフィール


月刊総務オンライン編集部

「月刊総務オンライン」では、総務部門の方々に向けて、実務情報や組織運営に役立つニュース、コラムなどを平日毎日発信しています。また、「総務のマニュアル」「総務の引き出し」といった有料記事や本誌『月刊総務』のデジタル版「月刊総務デジタルマガジン」が読み放題のサービス「月刊総務プレミアム」を提供しています。


特別企画、サービス