嫌味なく「さっきも話したけれど……」を伝えるには? 気持ち良く仕事ができる言葉の選び方2選

アクセスランキング
人生は「言葉選びの積み重ね」でできているといっても過言ではありません。「どんな言葉を選び、どう伝えるか?」――。人間関係や仕事を円滑に進める鍵は、「言葉の選び方」にあります。日常の会話から職場、SNSでのやり取りまで、ほんの少しのいい換えや表現の工夫で、相手の受け取り方は大きく変わります。
7月15日に発売された『いつも好印象な人がしている言葉の選び方』(あさ出版)では、言語化コンサルタントの松はるな氏が相手に不快感を与えず、好印象を残すための伝え方のポイントを具体的な例を交えて解説しています。「月刊総務オンライン」では本書の一部をピックアップし、4回にわけて紹介。今回は第2章「お互いが前向きになれる言葉」の中から厳選して、お届けします。
お互いに良い影響を与える言葉が人生を好転させる
言葉には、お互いの気持ちを明るくしてくれる言葉と、気持ちを暗くしてしまう言葉があります。
気持ちを暗くしてしまう言葉がすべて悪いわけではありませんが、自分自身と相手に与える影響を考えた場合、やはりできるだけ前向きになれる言葉を選んだほうが良いですし、得もするでしょう。
この人と話すと「いつも前向きになれる」「自信が持てる」「やる気が湧いてくる」と感じさせてくれる人は総じて、ポジティブな言葉を多く発しています。
断る言葉ひとつにしても、「次につながる前向きな言葉」を選んでいたり、注意する場面でも「相手を責めずにお互いのやる気を高める言葉」を使っていたりし言葉選びが上手です。
仕事・家族・友人・恋愛、すべての人間関係において「お互いが前向きになれるかどうか」はとても重要です。
前向きになれる関係性でいれば、一緒にいることで心が豊かになり、たとえ大変なことがあっても乗り越えていけたり、お互いに高め合える「良い関係」を築いていけるでしょう。
では、「言われたら嫌な気持ちになる言葉」が数多くある中で、どんな言葉を選ぶと、お互いが前向きな気持ちになれるのでしょうか?
よく言ってしまいがちなあまり良くない例と、好印象を与える言いかえ例の2つを紹介しながら解説していきます。
早速、例を見ていきましょう!
✕「先ほどもお話ししましたが」→ ◯「先ほどのお話につながりますが」
※掲載されている情報は記事公開時点のものです。最新の情報と異なる場合があります。