いつも好印象な人がしている言葉の選び方
余計な一言が相手のやる気を奪っているかも 異なる意見を素直に受け入れてもらう上手な伝え方とは?
言語化コンサルタント 松 はるな
最終更新日:
2025年10月21日

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言語化コンサルタントの松はるな氏が相手に不快感を与えず、好印象を残すための伝え方のポイントを具体的な例を交えて解説する『いつも好印象な人がしている言葉の選び方』(あさ出版)。「月刊総務オンライン」では本書の一部をピックアップし、4回にわけて紹介しています。第3回となる今回は、第4章「ネガティブをポジティブに変える言葉」の中から厳選して、お届けします。
感じがいい人はポジティブ言葉の達人
誰かに言われた言葉でネガティブになったり、ポジティブになったり。言葉ひとつで感情や気持ちが大きく変わった経験はありませんか?
例えば「時間がない」と言うと時間がないことへの苛立ちや不安などネガティブな感情が湧き出てきますが、「充実している」と言いかえてみると、「今、とても充実しているんだ」というワクワク感や充実な時間を過ごせていることへの感謝の気持ちが湧いてくるものです。
他にも、「つまらない」と言われたら、無駄な時間を過ごしてしまった気がしますが、「穏やかな時間だった」「平和な時間だった」と言いかえたら、その時間も意味のある有意義なものに変わります。
言われるとネガティブな気持ちになる言葉は、「あの人と話すと嫌な気持ちになるな」と人が離れてしまうものですし、自分自身もネガティブな気持ちになって負の循環に陥ってしまいます。
そのような言葉は、相手からやる気や気力を「奪う言葉」です。
できることなら、「奪う言葉」ではなく相手をポジティブな気持ちにできる言葉=「与える言葉」に言いかえられると、毎日が輝くものになっていくことでしょう。
「言葉は相手に贈るプレゼント」と考えて、会話をするときには、ぜひポジティブな気持ちを言葉に乗せた「言葉のギフト」を贈ってみませんか?
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