職場でのハラスメント被害者の3割が「誰にも相談せず」 相談してパワハラが悪化した事例も

月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年10月06日
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エン(東京都新宿区)が運営する総合転職サイト「エン転職」は、ユーザーを対象に実施したハラスメントに関する実態調査の結果を公表した。調査によると、63%が職場でハラスメントを受けた経験があると回答。受けたハラスメントの種類は「パワハラ」が90%で最多となり、具体的な被害の実態が明らかになった。

受けたハラスメントは「パワハラ」が90%で最多、具体的エピソードも

職場でハラスメントを受けた経験がある人に対して、どのようなハラスメントを受けたか質問したところ、「パワハラ」が90%で最多。次いで「セクハラ」が23%、「カスハラ」が7%、「マタハラ」が5%と続いた。

調査では、次のように具体的な被害のエピソードも寄せられた。

パワハラの事例

  • 「上司から電話で突然怒鳴られた。その件を役員に報告すると伝えたが『言えるものなら言ってみろ』と恫喝どうかつされた」(40歳代男性)
  • 「経営者の意にそぐわない発言をすると怒鳴られた。従業員がほぼ全員反対しているにもかかわらず、強制的に始業時間を早められた」(30歳代女性)
  • 「作成した資料が上司の考えと異なり、大声で長時間叱責された。学歴についてバカにするような発言をされた」(40歳代女性)
  • 「昼夜問わず電話がかかってくる。電話に出なければ、なぜ電話に出ないんだと叱られる」(20歳代男性)

セクハラの事例

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