「なるほど……」を空返事と誤解されない表現にするには? 相手の信頼を得るためのフレーズ2選

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言語化コンサルタントの松はるな氏が相手に不快感を与えず、好印象を残すための伝え方のポイントを具体的な例を交えて解説する『いつも好印象な人がしている言葉の選び方』(あさ出版)。「月刊総務オンライン」では本書の一部をピックアップし、4回にわけて紹介しています。第2回となる今回は、第3章「相手に寄り添う言葉」の中から厳選して、お届けします。
「寄リ添う気持ち」を言葉にすると人間関係が深くなる
良かれと思って伝えたことが相手を不快にさせてしまった。気遣いの気持ちで言った言葉が相手を傷つけてしまった。
そんな経験はありませんか?
以前、友達から悩みを相談されたときに、「そんなの大したことじゃないよ。大丈夫!」と励ますつもりで伝えたのに、「大丈夫じゃない。あなたには私の気持ちはわからない!」とケンカになってしまった人の話を聞きました。
言葉は難しいもので「元気になってもらいたい気持ち」を表現するつもりで正論を伝えても、「寄り添う気持ち」が抜けていると、相手を不快にしてしまう可能性が高いのです。
悩みごとに限らず、「そんなことで悩むなんて」と内心感じたとしても、その人が真剣に悩んでいることを「それくらいのことで」と簡単に判断・否定しては、関係性が悪くなってしまいます。
相手が困っているときは、「自分が思う以上に大変だ」という配慮を忘れないように言葉を選びたいものです。
どんなときも、相手に寄り添う気持ちを持って、共感が伝わる言葉を選ぶようにしましょう。
注意をするときや、提案をするとき、またお礼を伝えるときなども、「寄り添う気持ち」は大切です。
配慮する言葉選びができれば、「この人は気持ちを理解してくれるから話しやすいな」「信頼できるな」と相手との絆をより深めていくことができます。
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