いつも好印象な人がしている言葉の選び方

「なるほど……」を空返事と誤解されない表現にするには? 相手の信頼を得るためのフレーズ2選

言語化コンサルタント 松 はるな
最終更新日:
2025年10月09日
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言語化コンサルタントの松はるな氏が相手に不快感を与えず、好印象を残すための伝え方のポイントを具体的な例を交えて解説する『いつも好印象な人がしている言葉の選び方』(あさ出版)。「月刊総務オンライン」では本書の一部をピックアップし、4回にわけて紹介しています。第2回となる今回は、第3章「相手に寄り添う言葉」の中から厳選して、お届けします。

「寄リ添う気持ち」を言葉にすると人間関係が深くなる

良かれと思って伝えたことが相手を不快にさせてしまった。気遣いの気持ちで言った言葉が相手を傷つけてしまった。
そんな経験はありませんか?

以前、友達から悩みを相談されたときに、「そんなの大したことじゃないよ。大丈夫!」と励ますつもりで伝えたのに、「大丈夫じゃない。あなたには私の気持ちはわからない!」とケンカになってしまった人の話を聞きました。
言葉は難しいもので「元気になってもらいたい気持ち」を表現するつもりで正論を伝えても、「寄り添う気持ち」が抜けていると、相手を不快にしてしまう可能性が高いのです。

悩みごとに限らず、「そんなことで悩むなんて」と内心感じたとしても、その人が真剣に悩んでいることを「それくらいのことで」と簡単に判断・否定しては、関係性が悪くなってしまいます。
相手が困っているときは、「自分が思う以上に大変だ」という配慮を忘れないように言葉を選びたいものです。
どんなときも、相手に寄り添う気持ちを持って、共感が伝わる言葉を選ぶようにしましょう。
注意をするときや、提案をするとき、またお礼を伝えるときなども、「寄り添う気持ち」は大切です。

配慮する言葉選びができれば、「この人は気持ちを理解してくれるから話しやすいな」「信頼できるな」と相手との絆をより深めていくことができます。

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プロフィール

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言語化コンサルタント
松 はるな

東京都出身。インテリア雑貨の輸入会社を営む両親のもとで、学生の頃からバイヤー業務・商品販売・商品企画に携わる。社会人になってからは家業の仕事をする傍ら、株式会社ワールドにて外資系アパレルブランドの広報・PR・販売を担当。その後、株式会社角川SSコミュニケーションズにて雑誌編集のアシスタント業務に携わりながら、各企業より依頼を受けてコラムやメルマガの執筆・SNS運用・インタビューなどを行う。フリーになった現在は、ジャンルを問わず多くの企業でライティングや言語化・SNSコンサルティング、コミュニケーションを豊かにするための言語化サポートも行っている。Xでは毎日を豊かにする言葉をテーマに発信中。言葉を通じて、コミュニケーションを豊かにすること、人や商品・企業の魅力を世の中に伝えること、より良いシナジーを生み出すことを大切にしている。
撮影(プロフィール写真):Yuhey Murata

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