シーンに合った「場づくり」でコラボレーションを加速 最新の共創スペースに学ぶこれからの働き方

月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年10月08日
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株式会社NTTファシリティーズは、NTTグループの建築・FM事業を担う中核企業だ。グループ全体の強みを生かし、最先端のICT技術を活用しながらファシリティの最適化をワンストップでサポートするほか、データ分析に基づくコンサルティングも得意とする。実証実験の場として本社内に新設した共創スペース、「FL@T(フラット)」を取材した。

ハード面もソフト面もお任せ 最新技術によりQOWを向上

プロフィール 株式会社NTTファシリティーズ
ファシリティソリューション本部 ソリューション推進部
ワークプレイスソリューション部門長 一級建築士
木村 佐知子さん

株式会社NTTファシリティーズの強みは、グループで蓄えた豊富な知見にある。オフィスの企画・構築・移転や運用サポート、データ収集・分析のほか、ICTソリューション提案などオフィスに関する全てをワンストップで依頼できるのは、顧客にとって大きなメリットだ。NTTファシリティーズが特に得意とする領域の代表は、「働き方改革」「カーボンニュートラル」「ファシリティマネジメント」「BCP」。これらの領域を、グループ全体で保有する最先端ICT技術やノウハウが支え、QOW(Quality of Work:働く質)を向上させる。

コロナ禍以降は新しい働き方に応じて「いつでもどこでも働ける」環境へのニーズが高まっているが、オフィスはそうした多様な働き方の中心として、Face to Faceによる生産性向上を実現できる存在でなければならない。ワークプレイスソリューション部門長の木村佐知子さんは、「経営戦略に基づき」「中期的な視点で」提案することが、同社の考えるワークプレイスづくりの核だという。

「多拠点を擁する企業の場合は、全体を俯瞰したグランドデザインをご提案します。経営戦略や現在の課題をヒアリングした上で、指標や基準とともに最適化で目指す姿を描きながら企業の一体感を高めていくのです」

多様な人々が多様な働き方をする今日、オフィスづくりは活動の目的に合わせて場所を選べるABWが注目されている。しかしせっかく場をつくっても、活用してもらえなければ意味がない。NTTファシリティーズはオフィスの運用にも携わり、最適化をサポートしてくれる。

「企画・計画→構築→運用というPDCAを回していくイメージです。場所を活用してもらうためのマニュアル作成や事後調査、収集データの分析による改善提案など、オフィス完成以降も継続して伴走しますので、お客さまとは長いお付き合いになります」

共創スペース「FL@T」ではICTを活用した働き方を実証

ABWを取り入れているオフィスで最もフォーカスされるのが、共創スペースだ。NTTファシリティーズが理想とする共創の場はどのようなものなのか。それを体現するのが、本社オフィスに新たに誕生した「FL@T(フラット)」だ。

「社内組織間や社外の協働者との共創を促すスペースとして構築し、今年7月にオープンしました。しかし実は1年前からプレ運用は開始していて、その間に300件以上の交流イベント、勉強会、タスク横断型会議などが開催されています」

FL@Tは、活動の特性や目的に応じて「ワークラウンジ」「ライブラリー」「ブレスト」「1day-Project」など9つの共創シーンを設定し、それぞれに最適な空間が計画されている。コンセプトは「感じる、つながる、やってみる」とした。さまざまな組織から社員が集まり、透過する空間で互いに活動のようすを“感じる”ことができる。計画段階から社員を巻き込み、FL@Tという名前も公募で決めた。「♭(半音下がる=リラックス)」や「ふらっと立ち寄る」「フラットなコミュニケーション」の意味が込められているという。

中心となる「ワークラウンジ」は100人規模のイベントに対応し、社外との共創を促す大舞台として機能する。カフェコーナーを備え、イベントが入っていないときはミーティングやカジュアルな交流を楽しむ人々でにぎわうエリアだ。9つのシーンをつなぐ動線にはソファやベンチを多めに配し、会議後のちょっとした雑談に使える「余白」や「余韻」のスペースとした。

図表1
ワークラウンジはFL@Tのアイコン。オープン前には3Dバーチャルツアーを社内イントラネットで公開、各スペースの使い方などを周知した。そのため、オープン後の運用はスムーズだったという(※画像クリックで拡大)
図表2
スペースごとに異なる香りが五感を刺激するほか、ワークラウンジには小鳥のさえずりなど、自然音の BGMが流れる。照明は朝夕で明るさを変えるサーカディアンを採用(※画像クリックで拡大)

FL@Tは、最先端技術を活用した働き方の実証場でもある。ワークラウンジには、遠隔拠点との、ほとんどタイムラグのないコミュニケーションを可能にする「OPEN HUB Window(※) 」が設置されている。等身大で相手が映し出され、まるでこの場にいて一緒に会議をしているような臨場感だ。リモート会議のストレスが大いに軽減されるだろう。また、専門知識を有するAIアバターが会議のファシリテートやアイデア出しを支援するAIブレストツールを活用した新たな働き方のトライアルも行っている。

※ NTTドコモビジネス株式会社が2022年2月に開設した最先端技術を備えたワークプレイス「OPEN HUB Park」発のコミュニケーションツール

「FL@T全体が実証の場なので、複数のQRコードをオフィス内に設置、スマホで読み込んで簡単に意見を送ってもらえるようにしています。エンゲージメント調査では、『効率的に働けている』『コラボレーションが実現できている』のスコアが上昇するなど、満足度や意識に確かな変化が見られました」

図表3
フロアの一角にしつらえられたライブラリーは各ブロックを希望部署に貸し出しており、それぞれの部署の個性が際立つ。本の話題から他部署との交流が始まるケースも(※画像クリックで拡大)

コラボレーションの活性化は従業員の生産性向上に寄与し、企業価値を向上させる。FL@Tは、見学・体感することが可能だ。実際の運用状況や共創空間の活用事例は、自社の空間設計に対するヒントになるだろう。

「オフィスの課題だけでなく、組織に潜在するさまざまな困りごとを一緒に追究し、働き方・働く場へのアプローチを通じて解決を支援できるのがわれわれの強みです。見学で興味を持たれたら、ぜひご相談ください」


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