女性特有の痛みの体験がもたらす共感と理解を 生理痛を疑似体験できる研修を開発、マイナビ

月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2024年10月10日
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マイナビ(東京都千代田区)が運営する従業員向け健康支援サービス『welltowa(ウェルトワ)』は、企業向けの『生理痛体験研修』を10月1日より開始した。

生理痛は多くの女性が日常的に経験するものだが、痛みの程度や症状は人それぞれ異なるため、理解や共感が難しい面がある。特に男性にとっては生理痛の辛さが実感しにくいものだ。この研修は、生理痛の疑似体験を通じて、職場での理解を深めることを目的としている。

生理痛を再現するVR装置で痛みを体感 セミナーとワークショップで行動変容を

『生理痛体験研修』では、生理痛を再現するVR装置「ピリオノイド」を装着し、痛みを体感する。併せて、生理が起こるメカニズムや生理痛に関する基礎知識を学ぶセミナーが実施される。また、体験後には、感じたことや今後の職場での対応についてグループで話し合うワークショップも行われ、研修参加者が具体的な行動変容に繋げられるような内容になっている。

体験者からは以下のような声が挙がっている。

  • 正直、最初はどんなものか想像もつかず、どこか他人事のように感じていました。実際に体験してみて、特に集中力が削がれるほどの痛みがあるときは業務にも大きな影響を及ぼすことを実感しました。女性従業員へのサポート体制を見直す必要性を強く感じました。(40代男性・管理職)
  • 私は生理痛を感じない方ですが、3段階の痛みレベルを体験したことで、痛みの差やその頻度による大変さが理解できました。今まで『大げさだな』と思っていたこともありましたが、こんなに辛いならもっと配慮が必要だと感じました。(30代女性・管理職)
  • 私は普段から生理痛が重く、この装置ではほぼ痛みを感じませんでしたが、毎月起こる痛みを男性や生理痛が軽い女性に知っていただくよい機会になりました。(20代女性・一般職)

女性の2割が、女性特有の健康課題でキャリアを諦めた経験も

日本の労働人口は1995年のピークから減少し続けており、2060年までに約3000万人減少するとの推測がある。特に、女性の離職率は年齢と共に上昇し、25〜29歳では労働している女性が88.2%であるのに対し、30〜34歳では82.6%、35〜39歳では80.1%に低下する。

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