過労死等の労災請求が急増、ここ数年で最多の6212件に パワハラや過重労働が招く精神障がいの実態

月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2026年07月16日

厚生労働省は7月15日、2025年度の「過労死等の労災補償状況」を公表した。過重な業務による脳・心臓疾患や、強い心理的負荷による精神障がいをめぐる労災請求件数は、全体で6212件となり、前年度から1402件と大幅に増加した。脳・心臓疾患と精神障がいの双方が増加傾向にあることがわかった。

脳・心臓疾患と精神障がいをめぐる労災請求の急増

脳・心臓疾患に関する労災請求件数は1254件で、前年度比224件の増加となった。このうち死亡件数は303件で、前年度より48件増加している。一方で、労災保険給付の支給決定件数は217件となり、前年度比で24件減少した。業種別の傾向では、請求・支給決定ともに「運輸業、郵便業」が最多で、特に「道路貨物運送業」の「自動車運転従事者」に集中している。

また、仕事による強いストレスを原因とする精神障がいの請求件数は、前年度比1178件増の4958件に上り、ここ数年で最多を更新した。支給決定件数も26件増加して1082件となった。業種別では「医療、福祉」が請求・支給決定ともに最多で、その中でも「社会保険・社会福祉・介護事業」での発生が目立つ。年齢別では脳・心臓疾患が50代、精神障がいが40代で最も多くなっている。

ハラスメントが招く精神障がいと、ミドル層の心理的ケアの必要性

※掲載されている情報は記事公開時点のものです。最新の情報と異なる場合があります。

続きは無料の会員登録後にお読みいただけます。

  • 組織の強化・支援を推進する記事が読める
  • 総務部門の実務に役立つ最新情報をメールでキャッチ
  • すぐに使える資料・書式をダウンロードして効率的に業務推進
  • ノウハウ習得・スキルアップが可能なeラーニングコンテンツの利用が可能に

プロフィール


月刊総務オンライン編集部

「月刊総務オンライン」では、総務部門の方々に向けて、実務情報や組織運営に役立つニュース、コラムなどを平日毎日発信しています。また、「総務のマニュアル」「総務の引き出し」といった有料記事や、本誌『月刊総務』のデジタル版「月刊総務デジタルマガジン」が読み放題のサービス「月刊総務プレミアム」を提供しています。


特別企画、サービス