心理的安全性の高い組織のつくり方

普段の仕事で使えている? 「きっかけ言葉」と「おかえし言葉」 心理的安全性はみんなでつくる

株式会社ZENTech 代表取締役 石井 遼介
最終更新日:
2024年03月08日
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前回「『心理的安全性が高い=ヌルい職場』は誤解 仕事の基準を上げることで意見がいいやすい組織に」では心理的安全性の基礎知識について解説しました。今回は、3ステップで心理的安全性をつくる方法などをお伝えします。

心理的安全性をはかる3つのレイヤー

総務の重要な使命は、企業において事業活動や種々の業務が円滑に進むよう、幅広いサポートを行うことです。そこで下記3つのレイヤーで心理的安全性の醸成をはかるとよいでしょう。

自チーム:一緒にサポートを提供する同じ総務課や総務チーム内の心理的安全性を確保する。
越境チーム:サポート対象となる相手方組織・チームとの心理的安全性を確保する。
全社:総務が主導する施策、サーベイ、企画、イベントを通じて組織全体の心理的安全性の向上に努める。

ここでは、「全社」について簡単に触れた上で、「自チーム」「越境チーム」の心理的安全性をつくるための3ステップについてお伝えしたいと思います(図表1)。

図表1:心理的安全性をつくるための3ステップ

(※画像クリックで拡大)

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著者プロフィール

r-ishii

株式会社ZENTech 代表取締役
石井 遼介

慶應義塾大学システムデザイン・マネジメント研究所研究員。東京大学工学部卒。シンガポール国立大学 経営学修士(MBA)。心理的安全性の計測尺度・組織診断サーベイを開発するとともに、ビジネス領域、スポーツ領域で成果の出るチーム構築を推進。2017年より公益財団法人 日本オリンピック委員会より委嘱され、日本オリンピック委員会医・科学スタッフも務めた。著書に『心理的安全性のつくりかた』(日本能率協会マネジメントセンター)など。

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