高速道路料金が半額になる「通勤パス」の範囲拡大 4月から石川・新潟など全国6道県で実施へ

月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2024年02月19日
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国土交通省と東日本高速道路(東京都千代田区)、中日本高速道路(愛知県名古屋市)、西日本高速道路(大阪府大阪市)のNEXCO3社は2月16日、石川県で実施中の「通勤パス」の社会実験について、4月から全国5道県(北海道・新潟県・山梨県・香川県・長崎県)においても実施すると発表した。期間は2024年4月1日から2025年3月31日までの1年間。

事前申し込み制、1か月間・1日3回まで利用可能 ETC企業カードは対象外

通勤パスとは、ETC搭載の軽自動車・普通車を対象に、高速道路の指定区間を曜日や時間帯を問わず最大50%割引できる制度。事前に車種・区間を指定して申し込むことで、月初から月末までの1か月間、1日3回を上限に利用できる。

多様化する勤務形態への対応や高速道路内の交通分散をはかることを目的に、2023年4月から石川県で実証が行われており、今回、平日朝夕割引の見直しに向けたさらなる試行・検証を行うため、2024年4月から全国6道県にエリアを拡大する。

対象車両は、ETC搭載の軽自動車および普通車。ETCは、ETCクレジットカードおよびETCパーソナルカードのみで、ETCコーポレートカードは対象外。今回の通勤パス割引と「休日割引」「深夜割引」「平日朝夕割引」の併用は不可。なお、2024年度以降は石川県も対象車両および重複適用関係が変更される。

募集人数は各月先着順で、石川県は1000人、北海道・新潟県・山梨県・香川県・長崎県は500人まで。システム負荷などの状況を踏まえて、実施期間中に要件などを変更する場合がある。

通勤パス利用にあたっての具体的な販売価格や利用方法、申し込み受付開始時期などの詳細については後日、NEXCO各社から発表される。

各エリアの指定区間は以下の通り。

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