日本のAI導入は「狭く浅く」Wrikeが国際調査、正確性を重視もビジョン不在が課題に

月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年11月17日

クラウド型ワークマネジメントプラットフォームを提供するWrike(ライク、米国カリフォルニア州サンディエゴ)は11月13日、職場における生成AI(以下、AI)の導入状況に関する国際比較調査の結果を発表した。

調査は日本、米国、英国、ドイツ、フランスの5か国で実施され、各国200人の従業員が回答している。

日本では、AIツールの「正確性」と「使いやすさ」が他国よりも重視されている一方で、導入を主導するリーダー層から明確なビジョンが示されていないことに対する不満が強い傾向が明らかになった。

日本のAI利用は「狭く・浅く」 正確性を重視

「日常的にAIツールを利用している」と回答した割合は、ドイツ(88%)、英国(86%)、米国(82%)、フランス(78%)に対し、日本は73%と最も低かった。

現在、職場で使用しているAIツールの種類(※画像クリックで拡大)

また、日本の回答者はAIツールに求める要素として「正確性」(63%)と「使いやすさ」(58%)を特に重視している。この傾向は他国よりも強く、シンプルで直感的に使えるツールへのニーズの高さがうかがえる。

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