退職後も辞めた企業とつながりがある人が多数、アルムナイ制度の有無で再入社率に明暗 民間調査
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年05月30日

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パーソルグループのパーソルイノベーション(東京都港区)は5月29日、全国の企業に勤める20~49歳の会社員を対象に、退職した会社とのつながりとキャリア選択に関する調査を実施し、その結果を公表した。退職後も企業とつながりを持つ人は多く、アルムナイ制度が「戻りやすさ」を後押しする要因となっていることがわかった。
アルムナイ制度のある企業では、退職者の8割超が「再入社の経験あり」と回答
調査によると、これまでに退職した企業に再入社したことがある人は、過半数にあたる51.8%と、退職後も企業との関係が一定数維持されているという実態が明らかになった。
再入社の傾向としては、新卒入社後3~5年未満で退職した層の再入社率(80.6%)が最も高かった。3~5年未満の中途入社者の再入社率(30.0%)と比べても、再入社の意向が非常に高いことがわかる。

また、アルムナイ制度のある企業では、退職者のうち81.4%が再入社の経験ありと回答。全体の再入社率(51.8%)を大きく上回った。同制度の有無が、元の会社への「戻りやすさ」を後押しする要因となっていると、同社は指摘する。
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