「そなトレ」で防災教育を実践型に VR体験×教材×テストで災害対応力を高める新サービスが始動

月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年07月01日

パソナ日本総務部(大阪市中央区)は6月30日、教材学習・VR体験・確認テストを組み合わせたeラーニングサービス『そなトレ』を同日より提供開始したと発表した。実践的な防災教育を通じて、企業の危機対応力向上を支援する。

実践と可視化で防災力を強化 『そなトレ』の全体像

近年、「10年に一度の大災害」が毎年のように発生し、防災・強靱きょうじん化への関心が高まっている。経済産業省も、レジリエンス社会の実現に向けて、企業や自治体による防災・減災投資の必要性を明言している。

こうした流れを受けて、内閣府の調査(2021年度)では、大企業の70.8%、中堅企業でも約40.2%がBCP(事業継続計画)を策定済みと回答するなど、防災体制の整備は一定程度進んできた。

BCP策定状況(内閣府 令和3年度企業の事業継続及び防災の取組に関する実態調査)(※画像クリックで拡大)

一方で、BCPの策定だけでは十分とは言えず、策定した計画を現場で実効的に機能させるためには、従業員一人ひとりへの防災教育や訓練が不可欠であるとの認識が広がっている。

「そなトレ」は、こうした課題に対応する防災教育支援ツールとして開発された。基礎知識の習得から疑似体験、理解度確認までを一貫して提供し、組織全体の防災力を高めることを目指している。

災害を「自分ごと」として捉えるための三段構成

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