ベンチャーでの複業経験を通じた「越境学習」、大手企業で拡大 短期間でも本業への効果
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2024年05月09日

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イード(東京都中野区)は5月8日、子会社のエンファクトリー(東京都千代田区)が提供する越境学習プログラム「複業留学」で、送り出した研修生が200人を突破したと発表した。
本業と複業の往復で進む自己理解、自律的人材への変化を促進
複業留学は、3か月間、1か月あたり10~30時間、自社業務を行いながら複業としてベンチャー企業で働く研修プログラムだ。大鵬薬品工業(東京都千代田区)、大日本印刷(東京都新宿区)などが導入している。
複業留学は300社を超えるベンチャー企業の中から、幅広い職種、働き方を選択でき、人材の送り手となる大企業は、人材育成や成長機会の提供として活用することが可能だ。

同社によれば、複業留学を実施し、本業の仕事や職場と複業先のベンチャー企業を行き来することで、自己理解が進み、自律的人材への変化を促すことにつながるのだという。さらに、業務の実践機会を提供するため、ホームとの違いや暗黙の当たり前を感じ取る効果もあるという。
「複業効果」は若手からベテランまでさまざま
キャリアごとに異なる効果が生じるのも複業留学の特徴で、若手社員であれば、視野を広げ、物事を多面的・
ミドル・シニア社員には視野を広げて物事を多面的・俯瞰的に捉えることができるようになるほか、企業目的を自身に落とし込み、仕事につなげることを狙いとしている。
実際に、複業留学の経験者からは以下のような声が挙がっている。
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