ABWオフィスでの移動と生産性の関係を職種別に分析 イトーキと松尾研究所が共同研究
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2026年07月06日
イトーキ(東京都中央区)は松尾研究所(東京都文京区)と共同で、ABW(Activity-Based Working:アクティビティ・ベースド・ワーキング)オフィスにおける従業員の移動・滞在行動と生産性関連指標の関係を職種別に分析した研究成果を、2026年度人工知能学会全国大会(JSAI 2026)で発表した。
管理業務では移動の多さが生産性に負の影響
今回の研究では、移動の質と生産性の相関を分析するため、イトーキ本社に勤務する従業員945人を対象に2025年12月の1か月間、BLEビーコンを用いて位置情報データや会議予約データを収集した。取得したデータは匿名化した上で、「一日の移動回数」、「移動距離」、「能動的移動回数」、「滞在場所の偏り」という4つの行動指標を算出し、アンケートから得た生産性関連指標との関係を、「設計・開発・企画(集中型)」、「営業・サービス(非定型)」、「管理(定型業務)」という3つの職種区分ごとに分析した。
分析の結果、勤務時間内の移動回数については、管理(定型業務)で生産性関連指標との負の関連が確認されたという。一方、設計・開発・企画や営業・サービスでは明確な関連は見られなかった。
管理業務においては、移動による業務の中断や、集中力を戻すために生じる負荷が、生産性を下げる可能性が示唆された。
能動的な移動・長距離移動は生産性にプラス要素
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