目印や色分け、ナッジで職場の危険を「見える化」取り組み1042件 22年度安全活動コンクール
月刊総務 編集部
最終更新日:
2023年02月28日
1ヶ月のアクセスランキング
厚生労働省は2月27日、労働災害防止に向けた企業等の創意工夫のある取り組みを表彰する「2022年度『見える』安全活動コンクール」の優良事例を決定し発表した。
今年度は1042件の応募の中から、80件が優良事例として決定。日本精工(東京都品川区)のイラストや床の目印で歩行者に注意喚起する歩行者衝突・転倒災害防止や、ササキ(山梨県韮崎市)の高年齢従業員が基礎体力を実感してもらう取り組みなどが選ばれた。
業界・職種を問わず幅広い取り組みから選出 2021年度からはナッジ活用事例も対象に
同コンクールは、オフィスや事業場での取り組み事例を広く募集し、一般投票などにより優良事例を選出する。前回から、新たにナッジを活用した「見える化」の事例を追加し、以下全9部門で実施している。
- 転倒災害及び腰痛を防ぐための「見える化」(14事例)
- 高年齢労働者の特性等に配慮した労働災害防止の「見える化」(5事例)
- ナッジを活用した「見える化」(13事例)
- 外国人労働者、非正規雇用労働者の労働災害を防止するための「見える化」(6事例)
- 熱中症を予防するための「見える化」(7事例)
- メンタルヘルス不調を予防するための「見える化」(3事例)
- 化学物質による危険有害性の「見える化」(3事例)
- 通勤、仕事中の健康づくりや運動の「見える化」(5事例)
- その他の危険有害性情報の「見える化」(24事例)
主な取り組みは以下の通り。
※掲載されている情報は記事公開時点のものです。最新の情報と異なる場合があります。