ミドル・シニア「職場で自分の技能が活用されない」7年で悪化 436万人のストレスチェック結果
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年03月11日

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人材サービス企業のヒューマネージ(東京都千代田区)は3月11日、7年間延べ436万人を対象に実施した大規模ストレスチェック分析の結果を公表した。調査は2018年から2024年にかけて行ったもので、同社提供のストレスチェック「Co-Labo(コラボ)」の経年結果を基に分析を行った。
ストレスの原因のうち「自分の技能の活用度」だけは、世代間で大きな差が見られた
従業員50人以上の企業は年1回、労働安全衛生法に基づきストレスチェックを実施することが義務付けられている。ストレスチェックでは、ストレスの状態だけでなく、ストレスの原因(ストレッサー)についても測定する。
測定される項目は、
- 心理的な仕事の負担(量)
- 心理的な仕事の負担(質)
- 自覚的な身体負担度
- 職場の対人関係でのストレス
- 職場環境によるストレス
- 仕事のコントロール度
- あなたの技能の活用度
- あなたが働いている仕事の適性度
- 働きがい
の9つ。
今回、この9つの項目を調査を開始した年(2018年)と2024年で比較したところ、「自覚的な身体負担度」「職場の対人関係でのストレス」「職場環境によるストレス」「仕事のコントロール度」「あなたが働いている仕事の適性度」の5項目は良化傾向が見られた。「心理的な仕事の負担(量)」「心理的な仕事の負担(質)」「働きがい」の3項目はおおよそ同水準で推移していることがわかった。
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