制度はあっても運用に課題 男女平等評価3.6点、口コミ分析で見えた昇進・評価の構造的な問題

月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2026年02月02日

女性向け転職プラットフォーム「SHEHUB」を運営するドットアイ(東京都中央区)が1月31日に公表した口コミ分析で、働く女性の約25%が職場での男女不平等を感じている実態が判明した。

同社が集めた2438件の口コミを対象に行った今回の調査では、企業の情報開示は進んでいるものの、格差が生じる背景にある組織の仕組みや評価プロセスまでは十分に説明されていない現状が浮かび上がった。

男女平等の評価、平均3.6点 制度より運用に課題

同調査では、男女の公平性に関する評価を5段階で尋ねた。その結果、平均値は3.6点となり、全体の約6割が「公平に扱われている」と感じている一方、4人に1人に当たる約25%が「不平等だ」と回答した。

注目すべきは、不平等を感じる理由の多くが制度設計ではなく、日常の業務運営や評価の場面に集中している点だ。回答者からは「清掃や電話取り次ぎといった雑務は女性の仕事という空気が残っている」(20歳代)といった声や、「同じ成果を出しても、男性社員への配慮という理由で評価を下げられた経験がある」(30歳代)との指摘が寄せられている。

また、「育児休業からの復帰後、責任ある業務を任されにくくなることへの不安を感じた」(30歳代)という声もあり、制度の存在と実際の運用との間に乖離かいりが生じているようすがうかがえる。

昇進の機会は「平等」と感じる女性、半数以下

昇進機会の平等性を問う質問では、「男性と同じように昇進できる」と肯定的に答えた人は45%にとどまった。

それに対して「不平等だ」とする回答は21%、「どちらとも言えない」が34%で、合わせて半数以上が昇進における平等性に疑問を抱いているとわかった。

調査では、昇進を阻む要因として以下の構造的課題が明らかになっている。

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