「管理職の罰ゲーム化」を防ぐ弱みの開示術 目的を添えることで部下の率直な意見4.3倍
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2026年10月29日
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株式会社キャリ・ソフィア(大阪府吹田市)は10月21日、「上司が部下に自分の弱みを見せることに関する調査(上司のヴァルネラビリティ(※)調査2026)」の結果を発表した。
「管理職の罰ゲーム化」が指摘され、管理職の負担軽減や支援の在り方が人材マネジメントの課題となっている。また、心理的安全性を高めるために、上司が部下に弱みを見せることの重要性が語られている。一方で、どのように弱みを見せれば心理的安全性につながるのかは、十分に示されてこなかった。
同調査では、部下を指導、育成する立場にある上司200人を対象に、何を弱みと捉え、何を、どのように伝え、そのあとどのような変化があったかを明らかにしている。
※ヴァルネラビリティ(vulnerability):英語で「傷つきやすさ」「弱さ」を意味する言葉。組織やリーダーシップの分野では、自分の弱みや不確かさを他者に開示することを指して用いられる。同調査では、上司が部下に自分の弱みや迷いを伝えることを扱っている。
弱みに目的を添えた上司は効果4.3倍 率直な意見引き出すも実践は約3割
部下に弱みを伝えた上司148人のうち、達成したい目的や目標を併せて伝えた上司(同社が「ゴール添え」と呼称)は、「部下から率直な意見が出るようになった」と回答した割合が58.7%に達した。目的や目標を添えずに伝えた上司の13.7%と比べ、「ゴール添え」の上司の割合は約4.3倍に上る(いずれも上司本人が感じた変化)。
同調査では下記伝え方9項目それぞれについて、選んだ上司と選ばなかった上司の間で同項目の割合を比較した結果、最も差が大きかったのは「ゴール添え」であった。ただし、弱みを伝えた上司148人のうち、「ゴール添え」で伝えた上司は31.1%と約3割にとどまっていると同社は指摘する。
<伝え方9項目>
- 達成したい目的や目標を併せて伝えた
- 現在分かっていることと、分かっていないことを整理して伝えた
- 自分が引き受ける責任や役割を明確にした
- 代替案や別の方法を示した
- 今後の対応や次の行動を示した
- 部下に求める協力を具体的に伝えた
- 部下に意見や提案を求めた
- 自分の不安や負担を伝えることが中心だった
- 解決方法やその後の対応を部下に委ねた ※8人のため比較からは除外
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