忘・新年会を実施する企業がコロナ禍以来初めて減少 強制的な飲み会を敬遠する若者の増加が背景
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年11月04日
東京商工リサーチ(東京都千代田区)は10月31日、忘・新年会に関するアンケート調査を実施し、その結果を明かした。忘・新年会を実施する企業は57.8%(前年は59.6%)で、コロナ禍以来初めて減少したとしている。
忘・新年会減少の背景 コロナ禍で強制的な飲み会を敬遠する若者が増加
忘・新年会は、慰労と気持ちを切り替える恒例行事だが、コロナ禍を機に強制的な飲み会を敬遠する若者が増えていると同社は指摘。コスト削減を進める企業側でも、「費用削減」を理由に実施しない企業が初めて20%を超えたとしている。
調査によると、忘・新年会について、「コロナ禍前も実施しており、今回も実施する」は46.1%で最も多かった。「コロナ禍前は実施せず、今回は実施する」が11.7%で、忘・新年会を「実施する」は合計57.8%だった。
一方、「コロナ禍前は実施せず、今回も実施しない」は25.3%、「コロナ禍前は実施していたが、今回は実施しない」が16.7%で、合計42.0%が実施しないと回答した。
コロナ禍前から変わらず実施している企業に理由を聞いたところ、結果は以下のようになった。
- 従業員の親睦をはかるため(86.7%)
- 従業員の士気向上のため(51.3%)
- 会社の定番行事のため(38.1%)
「参加に抵抗感を示す従業員が増えた」が40%超え
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