孫の子育てやボランティア活動をあと押し リンガーハット、2つの特別休暇制度を導入

月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2024年12月25日

リンガーハット(東京都品川区)は12月24日、2024年度に新設した2つの休暇制度を公表した。5月から運用を開始した「育孫休暇」と、11月から運用している「社会貢献休暇制度」は、社員の声を反映し、多様な働き方や社会貢献を支援するものとなっている。

働き方改革や社会貢献など、社会の変化に合わせた特別休暇制度

同社では、働き方改革が起こっている現代社会において、祖父母も育児に関わり子育て世代を支えていくことが必要との社員の声に応え、育孫休暇の運用開始に踏み切った。また、東日本大震災以降、被災地への支援として一部店舗での募金活動や、ちゃんぽんの炊き出しを実施する中で、社員ひとりひとりのボランティア活動への取り組む姿勢をあと押しすべく「社会貢献休暇制度」を導入した。

社員発案、孫の育児に参加するための育孫休暇

「育孫休暇」は、孫の育児に関する行事(運動会、預かり、保育参観など)に参加するための休暇で、年6日間(1か月最大3日まで)取得可能。

同制度は、毎週開催される「ダイバーシティみらい座談会」で社員から寄せられた要望をもとに設計された。共働き世帯の増加に伴い、祖父母の育児参加が求められる現状や、定年延長・再雇用の普及を背景に導入された。2024年5月の運用開始以降、孫の運動会や預かりのために3名の社員がこの制度を利用している。

なお、2025年4月1日から高年齢者雇用安定法改正により、雇用を希望する65歳までの労働者の雇用機会の確保の完全義務化が始まるが、同社は2017年から65歳定年に取り組んでいる。

社会貢献休暇制度(2024年11月1日から導入)

「社会貢献休暇制度」は、社員がボランティア活動やドナー提供を行う際に利用できる制度で、以下の条件で取得可能だ。

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