企業が求める即戦力人材の特徴とは? ビズリーチ、「2024レジュメ検索トレンド」を発表
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ビズリーチ(東京都渋谷区)は1月8日、2024年に転職サイト「ビズリーチ」上で検索されたレジュメ(職務経歴書)の検索結果をまとめた「2024レジュメ検索トレンド」を発表した。企業によるAI活用拡大を受け、検索トップは生成AIとなった。
生成AI人材ニーズが増加、自然言語処理「LLM」もランクイン
「ビズリーチ」は、企業の採用担当者やヘッドハンターが会員のレジュメ情報を検索し、直接スカウトのメッセージを送信する転職支援サービス。採用担当者が、どのようなキーワードでレジュメを検索しているかを調べることで、積極的に採用している人材やポジションの特徴・傾向が見えてくる。同社は今回、レジュメ検索する際に使用したキーワードのうち、2023年と比較して検索数が上昇したワードを取りまとめ、最新のトレンドを分析した。
調査によると、検索数が前年比約5.2倍に急増する中、2024年の1位は「生成AI」となった。3位にも、自然言語処理の技術である「LLM(Large Language Models、大規模言語モデル)」が入り、近年の生成AIの急激な発達や普及拡大を象徴する結果となった。
生成AI人材ニーズについては、ビスリーチにおいて「年収1000万円以上のAI求人」が増加傾向にあり、3年前に比べて約3.5倍と大きく伸長した。この傾向は、2025年も継続すると同社は解説する。
IT関係のワードの検索数が増加
4位、5位にはIT分野の関連ワードが入った。
4位の「マネジ」は、関連ワードを調べた結果、「プロジェクトマネジメント」スキルを持つ人材へのニーズが高まったことがわかった。同社によると、近年はキャリアの多様化が進み、企業においては役職としての「管理職」ではなく、スキルとして「マネジメント能力」を求める傾向が強まっているという。「プロジェクトマネージャー(PM)」のレジュメ検索数は、3年前に比べて2倍に増加、約半数はIT・インターネット企業の採用担当者によるものだった。
5位は「NW(ネットワーク)」。需要の高いエンジニアの中でも、2024年は特に「ネットワークエンジニア」の注目が高まった。関連ワードとしては、「構築」「設計」「エンジニア」「クラウド」「データベース基盤」など。
人手不足が続く建設業界の関連ワードも上昇
このほか、2024年の特徴として、建設業界に関連するワードが目立った。
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