日本女性の半数が「職場でハラスメントや差別を受けた」それでも報告しない理由は

月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2023年07月10日
ogp20230710tu_2

デロイトトーマツグループ(東京都千代田区)は7月7日、世界各地で働く女性や職場が抱える課題を調査した「Women@Work2023:AGlobalOutlook」の日本版を発表した。

調査によると、最近1年間でハラスメントやマイクロアグレッション(日常の言動に表れる見くだしや差別・否定的な態度。無意識の偏見や無理解、差別に基づいて起こるとされる)といった「インクルーシブでない行動を経験した」と回答した日本の女性は2022年よりも減少したが、49%(グローバルでは44%)となった。また、そのうち約3割の人は、キャリアへの影響や行動の悪化を理由に、企業に報告していないことが明らかになった。

また、リモートワークについて、フレキシブルに働きたいと意思表示しているにもかかわらず、出社を要求される割合が昨年から増加していることもわかった。

インクルーシブでないと感じる行動上位は、男性と比べ「発言する機会が少ない」「話をしても遮られる・聞き流される」

「インクルーシブでない行動を経験した」と回答した日本の女性は49%とほぼ半数。グローバル平均と同様、2022年よりも減少した。

こうした行動を「報告した」と回答したのは、マイクロアグレッションで36%、嫌がらせでは46%と、いずれも半数に満たない。これらの経験を企業に報告しなかった理由の上位には、以下の要因が挙がっている。

  • 報告するほど深刻とは感じなかった(36%)
  • 報告することが、キャリアに悪影響を及ぼすのではないかと感じた(15%)
  • 報告することによって、行動が悪化するのではないかと感じた(12%)

過去1年間に受けたハラスメントまたはマイクロアグレッションについて

続きは無料の会員登録後にお読みいただけます。

  • ・組織の強化・支援を推進する記事が読める
  • ・総務部門の実務に役立つ最新情報をメールでキャッチ
  • ・すぐに使える資料・書式をダウンロードして効率的に業務推進
  • ・ノウハウ習得・スキルアップが可能なeラーニングコンテンツの利用が可能に

※掲載されている情報は記事公開時点のものです。最新の情報と異なる場合があります。

プロフィール

logo@4x


月刊総務オンライン編集部

「月刊総務オンライン」では、総務部門の方々に向けて、実務情報や組織運営に役立つニュース、コラムなどを平日毎日発信しています。また、「総務のマニュアル」「総務の引き出し」といった有料記事や本誌『月刊総務』のデジタル版「月刊総務デジタルマガジン」が読み放題のサービス「月刊総務プレミアム」を提供しています。


関連記事

  • レンタカーの安全運転管理も可能! コストを抑え、車両管理にかかわる日常業務の負担を減らす方法 PR
  • 食で社員を応援! 総務が値段を決められる自由さがポイント。豊富なアイテムがそろうミニコンビニ PR
  • 何となくで選んでない? 実は重要なオフィスの「照明」。空間に合った明るさや色味が与える効果 PR

特別企画、サービス