DXが最も進んでいない地方は四国 「よくわからない」、「費用対効果が見えない」などが壁に

月刊総務 編集部
最終更新日:
2023年03月24日

リコー(東京都大田区)、リコー・ジャパン(東京都港区)は3月23日、顧客である中堅中小企業約2700社を対象に実施したDX(デジタルトランスフォーメーション)に関するアンケート調査の結果を公表した。

経営者の半数以上が「DX、まだよくわからない」状態

中堅・中小企業ではDX推進の決裁権限は経営者が持っているケースがほとんどだが、調査結果によると経営者の57.2%がDXについて「理解していない」「あまり理解していない」「わからない・どちらともいえない」と回答した。

また、経営者の個別回答では「業務との関連性が見えない」(運輸業)や「DXを活かす余地がない」(学術研究、専門・技術サービス業)、「DXについて知らない」(建設業/建築)との声があがり、DXに対して経営者の理解が進んでおらず、マイナスの印象を持っていることが、DXの進まない一因となっていることが浮き彫りになった。

DXが進まない理由は「費用対効果が見えない」

また下図の通り、DXに対する必要性については現場も含めた企業全体で見ても、63.1%が「DXが必要」「ある程度必要」と答えたものの、実際の取り組み状況について「DXに取り組んでいる」と回答した企業は19.1%と2割を下回った。

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