コンプライアンス遵守、年末調整、研修フォローなど社内依頼業務をDXで3400時間削減
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2024年05月31日
日立ソリューションズ(東京都品川区)は5月30日、同社が提供する「グループタスク リマインダーサービス」をニッセイコム(同・中央区)が2023年5月より導入し、社内依頼作業のDXにより年間3400時間を削減したことを明らかにした。
社内での依頼回収率6割 そもそも依頼に気付かない場合も
ニッセイコムの社員数は、協力会社を含め約1,100人。総務部で発生する社内依頼作業には、「年末調整の申告書」「健康診断の申し込み」「eラーニング受講」などのほか、社内研修の提出物依頼などがある。年に10回前後行われる階層別研修では、事前・事後の課題提出のほか、実施後のアンケート実施と提出依頼など、依頼内容のバリエーションも多い。
こうした作業依頼を、同社ではメールや掲示板を活用し対象者に通知していた。しかし、期限までに提出や申し込みが完了せず、担当者が何度も催促したり、メールで発信した依頼の対応状況について1件ずつ確認したりするといった手段で対応していたという。さらに、回収状況をチェックする作業には毎回1時間弱かかっていたという。
社内依頼の回収率が60%から90%にアップ
同社は2023年5月より、日立ソリューションズの依頼管理ツール「グループタスク リマインダーサービス」を導入。これにより、60%だった社内依頼回収率が90%まで向上し、従業員が依頼に対応する時間を約2700時間/年、依頼者や管理者がチェックやフォローに費やしていた時間を約700時間/年、削減することができた。
同ツールの機能は以下の通り。
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