コクヨ、2万人調査で職場の「静かな孤立」を可視化 出社するのに会話なし、組織への愛着も希薄に

月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2026年01月20日

コクヨ(大阪府大阪市)は1月19日、コロナ禍以降5年間の働き方について調査データを総括し、特設ウェブページ「WORK VIEW 2021-2025」において公開した。2万人への調査により「静かな孤立」を可視化した内容のウェブページになっている。

パンデミックから現在まで 「オフィス回帰」の裏で進むワーカーの心理変容を追跡

同社は2016年に、次世代の働き方の探究を行うため「ワークスタイル研究所」を設立し、国内ワーカーの意識や行動を定点観測したレポート「WORK VIEW」を毎年発行している。

1月19日に公開された特設ウェブページ「WORK VIEW 2021-2025」は、パンデミックを含む過去5年間(延べ約2万人)の定点観測データから、働く人々の職場体験や労働観の変容を整理した。リモートワークの浸透からオフィス回帰、AIの台頭など、これまでに経験したことのない激しい環境変化を遂げた職場におけるワーカーの「振るまい」や「感情」などについて、変遷と現況を明らかにした。

オフィス回帰が進む現在、その裏では「静かな孤立」といえる状況が進行している実態を浮き彫りにし、これからのオフィスや働き方を考える契機となる調査結果だ。

「出社化」や「無関心化」など6つのキーワードで分析する

パンデミック以降、5年間にわたる「振る舞い」と「感情」の変容を整理するため、6つの視点で読み解いている。キーワードは以下の通り。

出社化(言語化できない職場の空気感になじむため、出社する)

日本ではパンデミック以降、ワーカーの出社選択率は右肩上がりに増加し、コロナ禍前の73%台まで回復した。逆に在宅勤務の割合は減少を続け、2025年6月時点では20.5%だった。また、「出勤したくない」「オフィス以外でも働ける」という回答も減少し、出社への心理的な抵抗感が少なくなり、ワーカーは能動的にオフィスに向っていることがうかがえる。

また、入社間もない20歳代のワーカーほど出社意欲が高いという結果から、同社は、言語化できない組織の空気感をリアルに読み取り、職場になじむために出社しているという見方を示している。

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個別化(「固定席」を6割強が支持。出社はしても、職場での交流は減少)

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