業務システム導入したけれど……ユーザビリティ悪い問題をどう解決するか? 電通デジタルが新事業
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年06月13日
電通デジタル(東京都港区)は6月13日、企業の業務システム活用に伴う従業員体験の向上を支援するサービス「Employee eXperience(EX)ReDesignプログラム」の提供を開始した。企業の業務システム活用における課題導出から、従業員体験やUIのデザイン、従業員への理解浸透までを統合支援していく。
企業の業務システム活用の課題を導き出し、従業員体験と生産性の向上目指す
多くの企業において、業務システムを導入したものの、活用度の低さや、操作ミスの頻発、多大な学習負荷などの問題が生じていると同社は指摘。その結果、導入コスト以上の効果を創出することが難しく、従業員体験や生産性の低下を引き起こしているとし、これらの課題の要因として、以下の4つを挙げている。
- システムが業務に合致していない
- システム活用後の効果が従業員に見えづらい
- ユーザビリティが悪い
- 導入背景や目的が伝わっていない
これらを解決するため、同プログラムでは次のように取り組むという。
- 現状業務インサイト導出
現場でのフィールドワークを行い、現状の業務プロセスとその周辺環境を広く把握し、業務の流れや利用者、利用シーンなどの観点から業務のパターンを整理。パターン別に課題を構造化して対処すべき課題を特定する。
- 従業員体験デザイン
把握した業務課題を解決するシステムの価値やコンセプト、機能、コンテンツを明確化し、それらを体現する理想シナリオを設計。そのうえで業務システム活用によるKGI・KPIを策定し、一連の業務フローを設計する。
- 情報設計・デザイン
設計した業務フローをもとに、オブジェクト指向UIデザインによるアプローチなどでシステムの画面構造を設計。さらにプロトタイプを作成し、ユーザー検証で改善を重ねた上で実用を開始する。
- 活用および浸透施策の実施
システムの利活用を促進していくためのロードマップを策定し、システムの浸透を促す各種施策を企画・実施。その後のモニタリングを通して分析を行い、改善につなげる。
約6割のユーザーが業務システムに対する満足度が仕事へのモチベーションに影響
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