「入社1年目の壁」を崩せ! 新入・若手社員の「もったいない離職」を防ぐ先輩・上司像とは
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2023年11月09日
リクルートマネジメントソリューションズ(東京都港区)は11月8日、大卒・大学院卒で入社1年目から3年目の若手社員を対象に実施した調査結果を公表し、「仕事の価値観」や「入社後の壁と助けになるかかわり」など、調査結果から見える若手社員の早期離職などの実態を明らかにした。
新卒の3年間、「辞めたいと思ったことがある」は約6割も
この調査は、同社が3月に実施したもの。対象者435名のうち、過去3年以内に自己都合で退職をしたことがあると回答した割合は17.5%となった。また、退職はしなかったものの、「会社を辞めたいと思ったことがある」は58.8%となり、「ない」を上回った。
退職には至らないが、会社を「辞めたいと思ったことがある」理由の上位は、以下の通り。
- 仕事にやりがい・意義を感じない(27.0%)
- 給与水準が満足できない(19.0%)
- 自分のやりたい仕事ができない(12.8%)
同調査担当研究員の武石美有紀氏は、「これらは、個人の仕事観として、自己実現や自己の幸福追求が、よりかないやすい組織を選ぶ傾向があることが背景にあると考えられる。」と分析する。
入社1年目の壁の正体は「正解のない仕事」への挫折
入社後1年目の壁について尋ねたところ、上位は以下の通り。
- 仕事に正解がなく、どうすればよいか分からないことが多かった(27.1%)
- 与えられた仕事の意味ややりがいが感じられず、やる気が出なかった (21.1%)
- 仕事が忙しく、プライベートに割ける時間が少なかった(19.3%)
- 想定以上にできない自分にショックを受け、自身をなくした(18.9%)
- 学生時代や入社の動機に比べ、成長に遅れをとっている気がして焦りを感じた(18.4%)
- 周りにどう思われているかが不安で、自分を出せなかった(18.4%)
※掲載されている情報は記事公開時点のものです。最新の情報と異なる場合があります。
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