海外オフィスはここまで進む 三菱地所などがロンドンで大規模改修、既存活用とCO2削減を両立
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年12月24日
三菱地所(東京都千代田区)など5社は、英国ロンドンにおけるオフィス大規模改修事業「125 Shaftesbury Avenue」を本格始動する。総事業費は約5億5000万ポンド(約1045億円)。2026年夏に着工し、2028年の竣工を予定している。
2026年夏着工、既存オフィスを大規模改修
同計画は、2023年に三菱地所ロンドン社とオランダの不動産デベロッパーEDGE Real Estate B.V.(EDGE社)が取得した、1982年竣工の既存オフィスビルを対象とする大規模改修事業だ。両社がこれまで国内外で培ってきた開発事業の知見を生かし、共同で基本計画・設計を推進するとともに、行政協議や開発許認可プロセスを進めてきた。
計画地は、ロンドン有数の商業・劇場エリアであるSohoおよびCovent Gardenに近接し、「Tottenham Court Road」駅から徒歩約3分という高い利便性を有するエリアに位置する。
既存躯体の約75%を活用しつつ2層を増築し、地上11階・地下1階、延床面積約2万2862平方メートルの建物を、地上13階・地下1階、延床面積約3万3487平方メートルの最新オフィスビルへと改修する。
保存地区に配慮した設計と環境性能の向上
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