障がい者支援と環境保全を同時に実現 ソーシャルグッド型の「⾥海珊瑚プロジェクト」が本格始動
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年06月26日

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デジタルを活用し障がい者支援を行う沖縄発のスタートアップ、サンクスラボ(沖縄県那覇市)は6月23日、同子会社の里海珊瑚プロジェクト(同)とともに、ソーシャルグッド型の障がい者雇用創出活動「里海珊瑚プロジェクト」を本格始動した。プロジェクトに参画する企業は、障がい者雇用を通じて
珊瑚陸上養殖で重要となる水槽の環境管理を障がい者が担当
「里海珊瑚プロジェクト」は、海水温上昇の影響などにより白化現象が深刻化する珊瑚を陸上で育成し海に還す「里海づくり」を目指す事業。
事業の核となる珊瑚の陸上養殖では、飼育技術を習得した障がい者が、デジタル技術を活用しながら水槽の環境管理を行う。障がい者が生活水準向上に有効なスキルを身に付け経済活動に参画しながら、社会的・経済的に自立できる環境と自身の能力や個性を持続的に発揮できる環境の場を提供する。
水槽の環境管理では、アクセンチュア(東京都港区)が開発した、水槽の状態をモニタリングするデジタルサイネージや水槽データ管理アプリケーションなど水槽DXに関する技術が活用されている。
アクセンチュアでは、より持続可能で責任ある世界経済の実現に向け、クライアントやパートナー、地域コミュニティと協力しながら社会的課題の解決に取り組んでいる。中でも多様な人材のスキル向上に注力し、2024年度は世界各地の約500万人に対しスキル向上の機会を提供した。
活動にあたっては、社員が直接参加し、社員の時間とスキルの積極的な提供を通じて、IT活用や継続的改善といったさまざまなビジネスの手法で、各者の取り組みを支える。今回のプロジェクトでも、安定的な珊瑚の生育につながっているという。
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