日本交通とノバルティス、タクシー乗務員の高血圧対策で連携 社内講習会や一般向け啓発活動を実施
月刊総務 編集部
最終更新日:
2024年07月09日
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日本交通(東京都千代田区)とノバルティスファーマ(東京都港区)は7月8日、タクシー乗務員の高血圧対策で業務連携することで合意したと発表した。
日本交通はタクシー乗務員の高血圧対策をはじめとした健康課題と向き合うことで、タクシーを利用者の安全安心につなげたい考えだ。
高血圧対策講習会を7月下旬に実施
連携の具体的な取り組みの第一弾として、2社共催で7月下旬に日本交通のタクシー乗務員向けに高血圧対策をテーマにした講習会を実施する。
また、2社で高血圧対策に取り組むことで、血圧に起因する疾患の予防・早期発見・早期治療を促進し、タクシー乗務員の健康課題の解消を目指すほか、公式ウェブサイトや公式SNSを通じて、タクシー乗務員だけでなく、一般向けに高血圧対策の重要性を発信していく予定だ。
日本交通では、これまで「社員が健康でなければ安全は提供できない」という考えの下、無呼吸症候群簡易検査の実施、血圧測定の強化、脳ドック受診の推奨といったタクシー乗務員の健康管理を強化してきた。
不規則な食生活で血圧コントロールが難しいタクシー乗務員、連携で対策強化へ
高血圧は適切な治療でコントロールが可能だが、タクシー乗務員は不規則な食生活など血圧コントロールが難しい環境におかれている。高血圧は意識障害など運転業務の支障につながるリスクもあり、日本交通ではこれまでも健康診断での検査などを実施してきた。
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