「70歳以上になっても働きたい」のに雇用は進まず シニア求職者の現状と雇用課題を調査

月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2024年09月11日

リクルート(東京都千代田区)は9月10日、60歳以上のシニア求職者の現状と雇用課題に関する調査結果を公表した。

「シニア層の就業実態・意識調査 2023」は、個人編(全国の55歳から74歳の男女8,000人を対象、主な集計は60歳から74歳の6,000人)と、企業編(600社の人事担当者を対象)で実施された。

シニアの4分の3が「70歳以降も働きたい」と回答

60歳以上のシニア層に「何歳まで働きたいか」を尋ねたところ、75.5%が「70歳以降も働きたい」と回答した。最も多かったのは「70歳から74歳」まで働きたい人で34.6%を占め、次いで「75歳から79歳」まで働きたい人が30.4%だった。

調査対象のうち、70歳から74歳の男女の6割以上が「75歳から79歳まで働きたい」と回答。また、同年齢層で「80歳以降も働きたい」と回答したのは、男性で20.1%、女性で15.8%だった。

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一方、過去5年以内に仕事を見つけたシニア層のうち、40.1%が「年齢の制限が低い」と感じており、37.2%は「賃金が低い」と答えている。また、「職種が限られている」(23.3%)、「業種が限られている」(22.2%)、「そもそもの求人が少ない」(21.6%)といった課題も指摘されている。

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