NTTドコモとauで始まった副回線サービスって何? 通信障害・災害に備え社用携帯のBCP対策に

月刊総務 編集部
最終更新日:
2023年05月10日
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NTTドコモ(東京都千代田区)、KDDI(東京都千代田区)、沖縄セルラー電話(沖縄県那覇市)は5月9日、通信障害や災害時など有事の際、相互の副回線に切り替えて通信を維持できる「副回線サービス」を2023年6月から開始すると発表した。

同サービスに申し込むと、いつでもデュアルSIMを活用して別の通信キャリアの回線・電話番号に切り替えて利用できる。大規模な地震や火災などで自社が契約する通信キャリアのアンテナが壊れるなどして通信できなくなっても、それぞれ別の通信キャリアの回線が無事であれば、通常通りスマートフォンが使えるようになる。

「副回線サービス」利用開始は6月から、法人契約は税込550円/月

SIMカード
通常の「SIM」はスマートフォンの横に差し込む物理的なカードのこと

同サービスの利用にはeSIM(※スマートフォン本体の基板上に組み込まれており、物理的に抜き差しできないSIMのこと)を利用する。このためeSIMに対応していない機種では利用できない。

通常、「デュアルSIM(※1つのスマートフォンの中に2つのSIMを搭載して、電話回線を2契約使えるようにすること)」を利用して2つの回線を維持する場合は、それぞれの通信キャリアごとに契約が必要だが、今回の「副回線サービス」では、契約相手は1社で済む。

契約すると通信回線と同時に利用可能な電話番号が増える。サービスの料金等は以下の通り。

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